和歌山県は外国語を話せることを示す「関西おもてなしバッジ」の配布を8月に始めた。外国人観光客への対応が目的で、英語、中国語、韓国語と、それ以外の言語を書き込める4種類。県観光交流課は「声をかける目安になる。手助けにつなげてほしい」と期待を寄せる。
バッジは、自治体や経済団体で立ち上げた関西観光本部が製作。和歌山では37事業所と通訳案内士らに配布した。英語を中心に500人が身につけ、フランス語やロシア語、タイ語など17ヵ国語に対応する。
マリーナシティの黒潮市場では免税カウンターのスタッフが中国語のバッジをつける。海外営業課の江口寛さんは「香港からのお客様が多く、今までは英語で話しかけられました。バッジがあると最初から中国語で声をかけてもらえます」とメリットを話す。
バッジ申し込みは、本格的な通訳レベルでなくても可。無料。希望者は同課(073・441・2785)。
(ニュース和歌山/2017年9月13日更新)