ニュース和歌山は展示会「和歌浦の風景~江戸時代の紀州を訪ねて」を10月16日(月)まで、和歌山市和歌浦中の純喫茶リエールで開いています。200年前の地誌書『紀伊国名所図会』に彩色を施した作品24点を掲示。歴史ある和風建築に溶け込んだ当時の風景をお楽しみください。
名所図会は1811年に藩の商用を担った髙市志友が発行。和歌山城下や和歌山の景勝地がモノクロで描かれています。この図会に和歌山市の芝田浩子さんが100色の色鉛筆で塗り分け、同市立博物館の額田雅裕館長が解説したのが、本紙発行の書籍『和歌浦の風景』です。
今展では、『和歌浦の風景』から、高松、和歌浦、雑賀崎の図会を紹介。木造の観海閣から景色を眺める人々、華やかな和歌祭の行列など、彩色により生き生きとよみがえった当時の様子が見られ、各机に配置した書籍で解説を読むこともできます。
また、火・日曜を除く会期中限定のスイーツも登場。リエール特製のワッフルと、和歌浦の名店、春栄堂のシューパリを組み合わせた「和歌浦コラボ」(コーヒーか紅茶付き1000円)を販売します。サクサクした軽い食感のワッフルに、生クリームをたっぷり盛ったシューパリを添え、季節のフルーツで彩ります。リエールのレシートを春栄堂へ持参すると購入額から1割引きになります(当日のみ)。
リエール店主の斎藤晋也さん(写真)は「和歌浦の歴史が見て分かる展示で、何らかの発見があります。こだわりのワッフルとシューパリのコラボレーションも楽しんで」と話しています。
午前10時(土日祝は9時)~午後5時。火曜定休。ニュース和歌山(073・433・4883、土日祝休み)。
(ニュース和歌山/2017年10月7日更新)