「お城の動物園」としておなじみの和歌山公園動物園。動物を紹介するボランティア「わかやまフレンZOOガイド」が11月12日(日)、「市民ZOOフェスティバル」を開きます。10回目を迎えた今年、記念企画でより盛り上がるイベントへ遊びに行こう!

盛り上げる応援隊

 2015年に100周年を迎えた動物園。ウサギ、クマ、ヤギなど童話に登場する生き物が中心の童話園、フラミンゴやペリカンなど水鳥が集まる水禽園に分かれ、30種類、106匹が暮らしています。

 この動物園を盛り上げようと2008年に「お城の動物園応援隊」ができ、ガイドが誕生しました。小学生〜60代の約20人が、動物園でイベントがあるとき、動物が暮らしていた場所や食べ物、特徴をお客さんに説明しています。

 小4から参加する日進中3年の芝崎達也さんはミーアキャットを担当。「初めてZOOフェスティバルへ来たときに小学生のお姉さんのガイドがいて、自分もやってみようと入りました。動物に興味を持って聞いてくれるのがうれしい」と笑顔を見せます。

〝野生の使者〟に学ぶ

 毎年秋のフェスティバルではガイドの動物紹介のほか、動物のお面を作る「動物なりきり」コーナー、城内の鳥を観察する探鳥会、動物ものまね大会などがあります。


 今年は10回目記念で「ヒミツの動画館」があります。飼育員だからこそ見られる動物の暮らしぶりを撮影。夜行性で日中ほとんど寝ているアメリカビーバーが、木をくわえて泳いだり、集めた枝を積んだりと活発に動く姿を見られます。

 また、動物園がテーマの「城クマ弁当」や記念缶バッジも販売。ガイドの後藤千晴さんは「ガイドを経験して獣医を目指すようになった子もいます。動物たちは〝野生からの使者〟。人と自然が共に暮らす環境について考える機会にしてほしい」と願っています。

 

 フレンZOOフェスティバル

日時:11月12日㊐午前10時〜午後4時

場所:和歌山公園動物園 内容:いずれも無料。販売物は実費  

・動物ガイドによる解説  (午前11時、午後0時半、3時20分の3回)  

・講演「犬と楽しく暮らそう」(午後2時半)

・アヒルのエサやり(午前10時から受付)

・調理場見学(正午から受付)

・動物ものまね(午後1時半)  

・探鳥会(午後2時)

・ヒミツの動画館、昔の動物園の写真展、バル ーンアート体験、動物を作る折り紙教室、缶バッジや「城クマ弁当」販売など随時。

問い合わせ:info@friend-zoo.com

(ニュース和歌山/2017年11月8日更新)