健康寿命をのばし、新産業をつくり出すきっかけにと、和歌山県や和歌山市、医療・介護関係者、和歌山大学などが連携し、「わかやまヘルスケア産業革新プラットフォーム」を10月27日に設立した。

 健康に関する異業種ネットワークを整備し、医療・福祉現場のニーズにこたえられるようにと、経済産業省が提唱。2014年以降、全国5ブロック、16府県、12市で同様の組織が立ち上がっている。

 和歌山は79の事業所や大学、金融機関が参加し、設立総会では、最初に東洋ライスの雜賀慶二社長が「コメを変えるだけで病気や健康寿命の短命とサヨウナラ!」と題し講演(写真)。「米ぬかの一部を残した米を食べれば、健康に良い。今は薬事法の関係で効果を明言できないが、このプラットフォームから実現したい」と強調した。高齢者の心身の健康や、健康の維持増進と運動の効果に関する講演も行われた。

 今後、情報交換会を開き、共同研究に基づく創業や新商品開発を支援する。

(ニュース和歌山/2017年11月8日更新)