歌手やレポーターとして活動するShinoさんが、歩んできた道をまとめたCD『our times』を12月23日(土)に発表する。ギターの加納洋志さんとのユニットShino+としての作品で、「体験に基づいた曲ばかり。バラエティに富んだ内容で、気に入ってもらえる曲があるはず」と思いを託す。

 2002年から、デジタル音楽主体のJポップバンドのボーカルとして、主に名古屋や東京でライブを開いた。09年からソロ活動を並行し、ミニアルバム1枚、シングル3枚を経て、今回が初めてのフルアルバム。

 製作は2年前に描き始めた。「今、聴いてほしい曲を集める」をコンセプトに、去って行った人の笑顔を思い起こす曲や、迷いが先に立つ友を励ましながら自分を奮い立たせる曲を収録した。また、幼いころの祖父母の記憶や、出身地の印南町への思いを込めた曲もある。

 詞は1曲を除いて自ら担当し、加納さんが作曲。Jポップを中心にバラードから音頭、さらに、ショパンの『幻想即興曲』と現代の音楽との融合に取り組んだ。

 11年の東日本大震災以降、活動拠点を和歌山に置く。「和歌山の良さを自分なりの形で伝え、地元の人の力になる歌を歌う。ライブでは、エンターテイナーとして盛り上げ、来てくれる人のエネルギー源になれるとうれしい」と目を輝かせる。

 2500円。先行ライブは17日(日)午後7時、和歌山市狐島のLURUホール。3000円。同店(073・457・1022)。

(ニュース和歌山/2017年11月25日更新)