東京で活動する和歌山市出身のシンガーソングライター、児玉かほさんが活動5周年を記念し、初のミニアルバム『Moment』を11月15日に発売した。「普段の生活で一瞬を大切にすることは難しいけれど、その中にこそ幸せがある。5分の曲の中に込めた思いを届けたい」と笑顔を見せる。
子どものころから歌うことが好きで、祖父母の前で歌うと喜んでくれるのがうれしかった。いじめや、仕事で忙しい親の代わりに育ててくれた祖母の死を経験した時も、歌に力をもらった。自分の音楽で人を支えたいと、2014年に上京。渋谷を拠点にライブハウスや路上でライブをこなす。「人見知りだった私が、言葉を紡いでいけるのは音楽のおかげ。今は自他ともに認める〝エネルギーの塊〟です」。
ソロで、苦しみやつらさから前を向けるような歌を歌う一方、今年2月から組むユニットLittle Bettyではノリのいい歌で盛り上げ、それぞれ違った一面を見せる。
今回のアルバムは、「どんな曇り空もその先には必ず青空が広がっている。つらいことはいつか終わる」との思いを歌った『Look up!』、苦しみや悲しみが人を強く変えるとピアノバラードにのせる『Always close to…』など全4曲。
2000円。詳細は「児玉かほ」で検索。
(ニュース和歌山/2017年12月2日更新)