冬の海辺楽しむ時間を

 冬の海辺でゆったりした時間を楽しんで──。磯の浦海水浴場管理運営委員会はビーチ前の観光案内所で雑貨づくりやコーヒーの入れ方などのワークショップを昨年12月に始めた。企画する増井綾乃さんは「冬の暖かい日に静かな浜辺で遊ぶのは楽しいものです。オフシーズンの海に訪れるきっかけに」と呼びかけている。

 7月下旬〜8月上旬の最盛期は関西一円から1日約1万2000人が訪れる磯の浦。夏が過ぎれば、波乗りに興じる人や犬の散歩をする人がちらほらで、静かな時間が流れる。

 観光案内所は監視塔に使っていた2階建ての建物を2015年に改築し、1階に開設。夏はライフセーバーや警備員の詰め所にしているが、使っていない冬場はイベントスペースとして活用することにした。

 鉢植えカバーやアルバムづくりなどを週1回開いており、毎回約10人が参加。ワークショップ後は、2階のカフェで作品を見ながらおしゃべりに花を咲かせる。今後はシニア世代向けに、iPadの使い方講座も開く。

 同委員会の杉本慶蔵会長は「この時期は5時20分ごろ、海に夕陽が沈んでとてもきれい。『いいところやな』『また来たい』と魅力に気付いてもらえれば」と願っている。

写真=おだやかな冬の海を目の前に作品づくり

◎2月の教室

①2日(金)=寄せ植えとアレンジメントフラワー。1500円
②5日(月)=iPad講座。1300円
③13日(火)=スワロフスキーでネックレス作り。2000円
④20日(火)=プリザーブドフラワー。1900円

いずれも午後1時からで、②のみ午前10時半。希望者は同管理運営委員会(073・452・2737)。また、海水浴場の壁画アート作品を募集中。詳細はHP

(ニュース和歌山/2018年1月24日更新)