作家 髙田朋男さん出版

 和歌山市の作家、髙田朋男さんが、同市の社会福祉法人つわぶき会・哲人会前理事長、故岩橋正純さんについてまとめた『子を思う親の心を積み重ねて』を2月24日(土)出版する。髙田さんは「生涯を和歌山の障害者福祉にかけたエネルギッシュな岩橋さん。伝記を超え、一つの物語となっています」と話す。

 岩橋さんは1932年、同市に生まれ、同会現理事長で息子の秀樹さんの小児マヒをきっかけに福祉事業に取り組んだ。

 岩橋さんの伝記や秀樹さんによる回想、交流のあった人たちの寄稿など5章構成。伝記部分では、出生から障害者福祉活動の原点になった「小児麻痺から子供を守る会」の結成、事業所開設の経緯を書いた。

 B6判、379㌻。1296円。宮脇書店和歌山店、ロイネット店ほかで販売。つわぶき会・哲人会(073・431・7000)。 

(ニュース和歌山/2018年1月27日更新)