複数のALT(外国語指導助手)が同時に教壇に立つ授業「イングリッシュデー」が1月30日、和歌山市木広町の新南小学校で行われた。4年生33人が、4ヵ国の外国人と交流。平野政幸校長は「意欲的に外国人とかかわり、英語への関心を高められた。学んだことを日常に取り入れてほしい」と望んでいる。

 来年度から小学3、4年生向けに外国語活動の授業が始まるのを受け、同市教委が実施。より深い交流で国際理解を進めようと、市内の小中学校で働くALTを集めた授業を昨年度から各校で行っている。

 この日は、アメリカ人、ニュージーランド人、エジプト人、モロッコ人を迎え、動物が描かれたカードで動物名を当てるクイズや、「顔を洗う」「歯を磨く」などのジェスチャーゲームを体験。楽しみながら動物名や体の各部分の単語を覚えた。

 宇戸谷健くんは「カバを英語で言えるようになりました。もっと単語を覚えたい」、河原田舞佑(まゆ)さんは「ゲームはドキドキしたけれど、外国人のテンションが高く面白かった」とにっこり。指導したコール・ロバート・アンドリューさんは「英語への苦手意識を忘れ、挑戦してくれた。児童が教え合う場面も見られ、他者とのコミュニケーションも学べたようです」と目を細めていた。

写真=英語の歌を体験した

(ニュース和歌山/2018年2月17日更新