地域の大人から昔遊びを教わる授業が2月6日、和歌山市砂山南の砂山小学校で開かれた。1年生50人が楽しみ、府中恵理校長は「昔遊びはおもちゃを使う際に力加減やバランス感覚を磨ける。遊びを通じ、自然な形で世代間交流ができます」とほほえんでいた。

 砂山地区の老人会と婦人会が10年以上続ける取り組み。紙鉄砲やブーメラン、お手玉を手作りし、遊び方を教えている。

 この日は、こま回し、おはじき、けん玉など10ブースが並び、子どもたちはそれぞれ興味がある遊びを巡った。3つ同時にお手玉を操る技を女性が披露すると、子どもたちは「お~!」と歓声をあげながら見入り、紙風船ではグループで落とさずに打ち上げた回数を競った。

 紙風船で遊んだ森田彩斗くんは「みんなで力を合わせて86回続けられました」。椿実莉(みのり)さんは「あやとりで、ひもが抜ける手品やほうきの作り方を教えてもらった。家でも練習したい」と喜んでいた。

写真=地域の大人からお手玉を教わった

(ニュース和歌山/2018年2月17日更新)