思い出込めたCD製作

 和歌山市のシンガーソングライター、羅布陽介さん(57)が4枚目のシングル『友よ…ありがとう』を2月1日に発売した。亡くなった同級生への感謝の気持ちを込めた一枚で、「楽しい時も、辛い時も一緒にいてくれた友。大切な人へ、改めて『ありがとう』と伝える大切さを感じてほしい」と話している。

 地元アーティストに楽曲を提供し、教室を開く羅布さん。幼少期から社会人まで共に過ごした幼なじみが亡くなったことを昨年知った。「バイクで走りに出かけたり、飲み歩いたり。しばらく疎遠になり、亡くなったのを知ったのは半年後のこと。気づけなくて悔しいです」

 友人へ捧げる曲としてリリース。歌詞は、好きだったウイスキーを少しずつ飲みながら、仕事の悩みや学生時代のことを語り合った情景を描いた。昭和歌謡の曲調で、しんみりと、丁寧に言葉をつむぐ。「今もバーカウンターを見れば彼の姿が浮かんできます」。バーで女性に声をかけようか迷った2人の思い出を歌う『カフェ・ド・パリ』も収録した。

 1000円。同市畑屋敷千体仏丁のミュージックバー「ラ・ラ・ラ」で販売。羅布さん(ongakukikaku@docomo.ne.jp)。

 また、発売記念ライブを4月15日(日)午後3時に畑屋敷千体仏丁のサラスバティで開催。2000円。

写真=同級生に感謝の気持ちを込め歌う羅布さん

(ニュース和歌山/2018年3月17日更新)