来春から順次導入

 JR西日本は、車載型IC改札機を搭載した新型車両を来春、和歌山線と紀勢線の一部区間に導入する。近畿初の車両で、同社和歌山支社は「IC改札で乗ったお客様が無人駅で降りる時の支払いによる混雑解消が見込めます」と話す。

 現在、和歌山線は和歌山駅以外にICカード対応の改札機がない。ICカードを使って乗った客が現金払いで降りる際、運転士が対応しなければならず、運行に遅れが出ていた。約30年ぶりとなる新車両では、車内のIC改札機でICOCAやSuicaでの精算ができる。

 また、バリアフリーの多機能トイレや、外国人観光客向けに英語のアナウンス、行き先案内の電子表示板を設ける。来春から順次投入し、2020年春に全車両の移行が完了する予定。

写真=緑色をあしらった新型車両の外観

(ニュース和歌山/2018年4月11日更新)