JR和歌山駅前のホテルグランヴィア6階に8月1日、夜行列車風のコンパクトホテル「ファーストキャビンステーション和歌山駅」が開業した。同じ施設内に2つのホテルが共存する「ホテル・イン・ホテル」で、ファーストキャビンの来海(きまち)忠男社長は「外国人観光客の足は地方にも向いており、和歌山は熊野古道や白浜など、2泊3日できる資源がある」と話している。

 JR西日本と全国でホテルを展開するファーストキャビンの合弁会社「JR西日本ファーストキャビン」によるもので、昨年開業した大阪の「あべの荘」に続き2件目だ。

 グランヴィアの宴会場フロアを一部改装。男女に分け、客室は夜行列車の個室をイメージした。セミダブルサイズのベッドを備えるファーストクラスと、2・5平方㍍のビジネスクラスがあり、定員74人。カプセルホテルに比べ天井が高く、高級感漂う落ち着いた雰囲気で、大浴場もある。

 ビジネスクラスが1泊3500円、ファーストクラスは4500円からで、1時間単位の利用も可。訪日外国人やビジネスマンの利用を見込んでいる。同ホテル(073・407・2007)。

写真=個室は落ち着いた雰囲気

(ニュース和歌山/2018年8月22日更新)