和歌山県立医大附属病院患者支援センター職員が、劇団「支援センター一座」を立ち上げた。10月7日(日)午後1時半、和歌山市紀三井寺の県立医大講堂で行われる講座で初めて舞台に上がる。舞台監督の塩路有理副センター長は「演技は全員初心者。患者や職員の意見を参考に作った『ある家族の話』を再現します。センターを知るきっかけに」と意気込んでいる。
和歌山県立医大 職員が劇団立ち上げ
2016年開設の同センターは、看護師や社会福祉士ら29人が、医療費や退院後の生活、利用できる福祉サービス、就労支援、終末医療などの相談に乗る。センターをより身近に感じてもらおうと演劇に挑戦した。
演題は「もしも…あなたが病気になったらどんな支援をのぞみますか?」。がんと診断された50代男性が、告知からセカンドオピニオン、手術、職場復帰、終末期まで家族と職員と共に立ち向かっていく。
男性を支える妻役の辻公美子看護師は「気持ちを表情で表すのが難しいです。自分が同じ立場になったら、と想像しながら演じたい」と話す。
無料。申し込み不要。がんプロフェッショナル養成センター(073・441・0825)。
写真=患者の経験談を元に再現する劇の稽古に励む職員
(ニュース和歌山/2018年9月22日更新)