プロのコーチに走る楽しさを学ぶ「走力UP!教室」が10月5日、和歌山市善明寺の鳴滝小学校で行われた。五輪選手含む3万人以上を指導してきた荒川優さんら3人から、児童80人が走るコツを教わり、自己記録にチャレンジした。
鳴滝小 プロコーチの走り方教室
まず、全員が30㍍走のタイムを計測。この後、腕の振りを身につけるため、身体の後ろで腕を組んでより速く走るにはどうすればいいかを考えた。前かがみになったり、肩を振ったりと工夫しながら何度も試走(写真)。コーチから「おへそと鼻をまっすぐ。肩の力をぬいて」とアドバイス受け、コツをつかんだ。
最後に30㍍走を測ると、ほとんどの児童が記録を伸ばした。0・6秒縮めた5年の尾崎蕾さんは「自分で考えられ、楽しかった。走る前に肩をゆらして身体を慣らすと効果があると知った」。5・3秒から4・9秒になった6年の福永煌(ごう)くんは「教わったことを陸上大会で生かしたい」と声を弾ませた。
(ニュース和歌山/2018年10月13日更新)