海南市を中心に市民有志がグループ「ふるさともりあげ妖怪」を立ち上げ、「妖怪まつり」を11月1日(木)〜12月25日(火)に初開催する。ニュース和歌山で「妖怪大図鑑」を連載する漫画家、マエオカテツヤさんも協力。会長ならぬ〝怪長〟を務める小杉真喜子さんは「子どもから大人までなじみやすい妖怪を、地域活性化につなげたい。来年以降も続け、妖怪の聖地、鳥取県境港市に負けないよう盛り上げてゆければ」と張り切っている。
スタンプラリーやイラスト展 11、12月 海南中心に多彩なイベント
妖怪にからめた企画は多彩だ。まず、「妖怪百鬼夜行」と題し、同市、和歌山市南部、紀美野町にある飲食店など約30店の店主や店員を、マエオカさんが妖怪に見立ててキャラクター化。イラストに仕上げ、各店に展示する。「例えば、ドムドムバーガー海南FC店で40年前から容姿が変わらない女性店主は〝ドムドムばあばあ〟としました。バービー人形に負けない美脚の持ち主です」と笑うマエオカさん。それぞれの店にあるスタンプを専用の帳面に集め、数に応じ、プレゼントを贈る。
期間中、温山荘、うるわし館、黒江ぬりもの館、海南駅内物産観光センター、旧田島うるし工場(この会場のみ11月21日から)に、マエオカさんが描いた和歌山の妖怪イラストを展示。5会場にもスタンプを設置する。
このほか、11月4日(日)午前9時〜午後3時に「妖怪デー」、10日(土)午後6時〜9時に「妖怪ナイト」と題したイベントを海南駅前広場で開く。
妖怪デーは妖怪焼きそば、妖怪クレープなどを販売するほか、マエオカさんのイラスト描き方講座を午前11時と午後2時に実施(1000円、各20人)。イメージキャラクター「座敷たわしちゃん」や「ゴロゴロウくん」の塗り絵コーナーも設ける。妖怪ナイトでも妖怪グルメを販売する屋台が並ぶ。
さらに24日(土)午後7時から、同市且来の永楽寺で、マエオカさんによるトークショー「妖怪百物語」を開く。高校生以上500円。
ふるさともりあげ妖怪(moriageyoukai@gmail.com)。
写真=「妖怪をまちおこしにつなげたい」と張り切るメンバー
(ニュース和歌山/2018年10月27日更新)