身の回りの自然に親しむ機会を届けるため、ニュース和歌山水曜号で連載「生き物の『?』調べ隊」を執筆する松本朱実さんらが「わかやま生き物クラブ」を立ち上げた。11月11日(日)に和歌山公園動物園で第1回の講座を実施。「生き物を『眺める』ではなく『観る』へ。教えてもらう観察会とは違い、学び合いながら自分たちで探求する生涯学習としての自由研究を広めたい」と意気込む。
わかやま生き物クラブ発足
動物園や水族館で子どもたちの主体的な学びを支援する松本さんは今夏、実践をまとめた書籍『動物園教育で子どもたちがアクティブに!』を出版。10月から本紙で、生き物の疑問について読者の質問に答えるコーナーを担当する。
今回、わかやま環境ネットワークの臼井達也さん、干潟で観察会などを開く「人と自然とまちづくりと」の平井研さんと共に、生き物クラブを立ち上げた。それぞれの専門性を生かし、身近な生き物を観察する講座を開き、参加者自身が不思議に思うことや面白さを見つけるのを手伝う。
11日は午前10時に同園集合。ニホンジカの仕草や身体の特徴などチェックポイントを学んだ後、好きな1頭を観察する。無料。小学生以上対象で先着20人。希望者は松本さん(メールwakayamaikimonoclub@gmail.com、FAX0736・69・2282)。
写真=観察のポイントを松本さんに教わろう
(ニュース和歌山/2018年11月3日更新)