和歌山市西浜の雑賀小学校5年2組と3組64人が10月16日、雑賀崎漁港を訪れ、漁師から水産業について学んだ。関玖音(くおん)くんは「漁で使う船にはたくさんの機械があって、興味がわいた」と喜んでいた。

 児童たちは西出賢吾さんの漁船、賢栄丸を見学。操縦室や網、水槽を見て回った。また、「イサギが1㌧捕れることもある」との話に皆びっくり。最後は、地元産の芝エビをしょう油で煮た漁師めしを味わいながら、エビの食べ方や旬を教わった。

 山畑葵さんと松田悠里さんは「漁師さんは海の上で大変だと思った。エビは新鮮で味が濃くて、とてもおいしかった」。西出さんは「後継者が減る中、捕ったばかりの魚を漁船から直接売るなど工夫し、漁港を盛り上げているのを知ってもらえれば」と話していた。

写真=漁師から足赤エビの話を聞いた

(ニュース和歌山/2018年11月3日更新)