地元の名所や名産品をあしらった「わかやまおりがみ」を、和歌山市のテキスタイルデザイナー、ぷらこさんが製作した。「和歌山の魅力が詰まった折り紙で地元愛を育んでほしい」と望んでいる。
市立和歌山商業高(現市高)でデザインを学び、現在は布地に模様をデザインする会社で働く。ぶらくり丁で毎月開かれているポポロハスマーケットに出店する際、和歌山にちなんだ商品をと、和歌山城や「和歌山」の文字をあしらったくるみボタンを製作したところ好評で、土産になるものも作ろうと折り紙を考えた。
オレンジと青の2色の紙に和歌山城やクジラ、たま電車などをあしらったものと、みかんを散りばめたものの計3種類。サイズは10・5㌢四方と少し小さめで、いずれもパソコンで描いたものの手描きのような温かみがある。
夏から和歌山城のお天守茶屋、9月に同市十番丁のボックスゼロ、12月に七曲市場のセブンドアーズで販売。観光客をはじめ、アート教室や子育てサークルのメンバーらが購入している。ぷらこさんは「折って遊んだり、ちぎり絵を作ったりと使い方は自由。どんな人に出合い、どんな形で使ってもらえるのか楽しみ」と笑顔を見せている。
12枚入り300円。ボックスゼロ(073・456・1624)。
写真=「遊びながら地元愛を深めて」とぷらこさん
(ニュース和歌山/2018年12月12日更新)