2年前のクリスマス、サンタからテレビゲームをもらった小学校低学年の息子。初めは目を覆いたくなるレベルだったが、日々の努力が実り、1年余りたった今はなかなかの腕前に▼一方で気になるのが、最近、決められたゲームの時間を破りがちなこと。一昔前なら遠慮なく注意できただろうが、〝eスポーツ〟なるものの影響で、どうもしかりにくい▼eスポーツとは「エレクトロニックスポーツ」の略。複数で対戦するコンピュータゲームをスポーツととらえたもので、プロもいる。去年のアジア大会で公開競技となり、2024年のパリ五輪では採用の可能性があるとか。今年3月には高校生の全国選手権決勝大会が初めて開かれる▼「甲子園目指して練習するのも、ゲームするのも、夢に向かって頑張るのは同じ」。eスポーツを知らない息子は、まだそんなことを言ってこないものの、ひょっとすると世界の舞台で戦える才能が隠れているかも。それを見極めるため、とりあえず一緒にゲームをば…。 (西山)
(ニュース和歌山/2019年1月19日更新)