寒さきびしい季節です。外は寒いけれど、家の中は暖かいですね。今回はそんな家を建てたり、直したりする大工と、寒さに負けず動物たちの世話をする和歌山公園動物園の飼育員の仕事を紹介します。

大工 大工井上 井上良孝さん


 まずは海南市の大工、井上良孝さん(42)です。働き始めて24年目になります。

──どんな仕事ですか?

 「家を建てるときに木を使って骨組みや壁をつくり、屋根、床をはる仕事です。部屋の大きさに合わせて、棚をつくることもあります」

──どんな修業を?

 「木をけずるための道具、カンナの刃を研ぐところから始めました。やり続けることで体が覚えていきましたね」

──大切なことは?

 「お客さんの気持ちになって、丁寧に相談を受けることです」

──目指す子に一言。

 「自分がつくった物が長く町に残っていく仕事なので責任は大きいですが、やりがいも大きいです。手先が器用な子におすすめの仕事ですよ」

 

飼育員 和歌山公園動物園 湯浅真波さん

 次は、和歌山城の和歌山公園動物園で働く湯浅真波さん(24)です。

──仕事内容は?

 「動物にえさをやり、おりの中を掃除して、柵が壊れていないかを点検します。簡単に直せるところは、自分たちで修理をします」

──心がけていることは何ですか?

 「動物の体調の変化には特に気を使います。食欲やお腹がはっていないか注意し、元気がない動物は獣医さんにみせます」

──大変なことは?

 「冬場、水を使う掃除は寒くて大変ですが、かわいい動物たちのお世話を通して、いやされることが多いです」

──やりがいは?

 「動物たちがお客さんとふれあっている姿をみることです。動物が大好きなので、楽しいです」

(ニュース和歌山/2019年1月23日更新)