岩出市内で活動するボランティアグループをとりまとめる「いわで地域ボランティアネットワーク」が1月に立ち上がった。取り組み第1弾として3月3日㊐に同市根来の根来寺大門周辺で清掃を実施。企画する市野弘さんは「分野や地域ごとに個別に活動している人をつなげ、住民同士助け合う関係を広げたい。まずは共に汗を流し、地元への愛着を深めてほしい」と意気込む。

岩出市民がネットワーク

 平成初期は毎年2000人近く増加し、2006年度に市になった同市。少子高齢化が進む中、近年は100人前後の増加にとどまり、昨年度は初めて減少に転じた。こんな中、同市は昨年秋に地域ボランティア養成講座を開催。人口減少による行政サービスの縮小を見越し、住民間の支え合い活動を広めていこうと、受講者がネットワークを立ち上げた。

 地域で活動する団体や個人ボランティアが月1回集まり、情報交換や勉強会を開いてノウハウや人材を共有するほか、2ヵ月に1度、地域の課題に取り組むイベントを開く。第1回は、根来寺の大門から東へ続く桜並木周辺を清掃。市野さんは「素晴らしい場所なのに、あまり顧みられず、ゴミが落ちている。お花見の季節を前に、皆で取り組みます」と笑顔を見せる。

 3日午前9時半、大門集合。周辺を掃除し、ビンゴゲームを楽しむ。無料。手袋、茶、弁当持参。希望者は2月23日までに住所、氏名、年齢、性別、電話番号を市野さん(073・474・2248FAX兼、メールtarosaku54321@yahoo.co.jp)。

写真=講座では地域活動について話し合った

(ニュース和歌山/2019年2月9日更新)