2月15日から 紀州海南ひなめぐり
まちなかのあちこちに飾られたお雛様を見ながら、まちめぐりを楽しむ恒例の「紀州海南ひなめぐり」が2月15日㊎〜3月15日㊎、海南市内で開かれる。家庭で飾らなくなった人形を市民から譲り受けて展示し、海南散策を楽しんでもらおうと、2011年に有志が始めた催し。今年は地元名産のみかんがテーマで、東美智実行委員長は「あちこちで出迎えてくれるお雛様たちを楽しみながら、甘みが強い蔵出しみかんも知ってもらいたい」と笑顔を見せる。
JR海南駅改札前には、今年もビッグ雛壇を設ける。昨年、並べた人形約千体の中に、海南特産のたわしと和紙で作ったお雛様も飾り、その数を当てるクイズを実施したところ、好評だったことから、今年は紙粘土で手作りしたみかんを人形に持たせて展示。その数を当てた人から抽選で蔵出しみかんやみかんあめをプレゼントする。また、駅前商店街にあるプリンスイン1階では、三人官女や五人囃子がみかん狩りを楽しむ場面(写真上)を表現する。
商店街の各店舗では、はちまきを巻いて受験勉強に励む三人官女たち(同下)、編み物するお雛様と手編みのマフラーを巻くお内裏様など、例年通り趣向を凝らした展示が楽しめる。漆器の街、黒江では歴史ある建物内でお雛様が出迎える。
2月9日㊏と10日㊐午前10時〜夕方、海南駅のビッグ雛壇を設営するにあたり、ボランティアを募集。詳細は市物産観光センター(073・484・2326)。
(ニュース和歌山/2019年2月9日更新)