和歌山県シルバー人材センター連合会は2月13~15日、植木のせん定講習会を和歌山市和歌浦西の御手洗池公園で実施し、同市と海南市の会員17人が参加した(写真)。
定年退職した高齢者の就業やボランティア活動など、社会参加を応援するシルバー人材センター。植木のせん定依頼は2017年度、和歌山、海南両市で1060件と多い一方、その技術を持つ会員が減少していることから、定期的に講習会を開いている。
当日はプロの造園業者から、緑を残す切り方や、脚立の安全な立て方などを教わった。参加した海南市の川端宣雄さん(70)は「せん定は趣味でしているが、プロに教えてもらえるのはありがたい」、松浦克(まさる)さん(70)は「安全な方法を学んだので、今後安心して作業できる。センターの仕事で新しいつながりを広げたい」と前向きだ。
指導した石田剛さん(36)は「仕事としてだけでなく、趣味に生かすためでもいい。これをきっかけに技術を受け継ぐ人が増えてくれれば」と期待している。
(ニュース和歌山/2019年2月27日更新)