和歌山市は四季の郷公園(同市明王寺)の道の駅登録を目指し、入り口付近を味覚ゾーンとして整備する。オープンは2020年4月の予定。市農林水産課の黒田充昭さんは「和歌山南スマートICから近い立地。他府県から『近くの田舎』と認知してもらい、都会では難しい農業体験や、自然とのふれあいを楽しんでほしい」と話す。
道の駅目指し一新
四季の郷公園は1991年にオープン。豊かな自然の中に大きなすべり台やバラ園などがあり、年間約8万人の親子連れらが訪れる。
味覚ゾーンは、現在のネイチャーセンターを撤去し、エントランスを一新して設ける。縄文時代の狩猟文化をイメージして食を学び、獲り、食べる「フード・ハンター・パーク」がコンセプト。農家の指導で栽培を体験できる農園、地元野菜を使った料理を楽しめるレストラン、地場産野菜や果物の直売所、収穫した野菜をその場で味わえるバーベキュースペースを整備する。24時間使用できる駐車場やトイレも設置する。
なお、森で見られる動植物の展示や図書コーナーがあるネイチャーセンターは「自然体感ゾーン」へ移設する。味覚ゾーンよりさらに広い農園「農触れ合いゾーン」とともに22年に完成する計画。
写真=レストランのイメージ図
(ニュース和歌山/2019年3月16日更新)