スマートフォンでVR(仮想現実)や、位置情報を計測するGPSを使い、江戸時代の和歌山城内の風景からクイズを解く「リアル謎解きゲーム2」が3月に始まった。和歌山城整備企画課の西林達矢さんは「天守閣だけでなく、歴史的価値はあるものの、普段は目立たず足を運ばないところも、ゲームを通じて訪れてほしい」と期待する。

 昨年10月~今年3月に実施した第1弾は約1000人が体験。全問正解率45%と達成者は半数を切った。頭を使いながら散策でき、好評だったため、第2弾を作った。

 体験アプリ「ストリートミュージアム」をダウンロード。わかやま歴史館で問題用紙を受け取り、城内を散策する。VRスポットでスマホをかざすと、その場所の昔の様子がCGで映し出され、風景からヒントを見つけ、答えを導き出す。全て解けると、任務成功の認定証がもらえる。

 来年3月15日㊐まで。同館と天守閣共通入場券410円、小中学生200円が必要。同課(073・435・1044)。

写真=昔の風景が映し出される

(ニュース和歌山/2019年4月20日更新)