働きがい生む新店オープン
障害者の就労支援に取り組む猫カフェ「にゃん太郎」が3月1日、和歌山市のぶらくり丁にオープンした。運営するドリームサポートの間勝利社長は「猫には暮らしやすい環境を、障害がある人たちにとっては働きがいのある場所に」と意気込む。
同社は障害や難病がある人に、犬の保護施設での老犬の世話や清掃作業などの仕事を紹介する。
にゃん太郎は、保護された犬や猫を預かるNPOワンダブルから猫9匹を譲り受け、軽度、中度の精神疾患のある人が猫の世話や調理、開店前の清掃をする。カフェスタッフが2人、開店前の準備に1~3人が毎日派遣されている。カフェスタッフで、発達障害と統合失調症がある菅原一人(ひとり)さんは「開店の準備からかかわったので、お店に愛着があり、働くことにより一層やりがいを感じます」と喜ぶ。
間社長は「開店準備、そしてオープンして1ヵ月たち、猫たちに癒やされながら、みんな生き生きと働いている。もっと多くの人が働く機会を持てるよう運営していきたい」と張り切っている。
同店(073・435・0405)。
写真=カフェでは9匹の猫とふれあえる
(ニュース和歌山/2019年4月20日更新)