4年制 和歌山信愛大学開学

 男女共学、4年制の和歌山信愛大学が4月1日、和歌山市住吉町の本町小学校跡地に開学した。教育学部子ども教育学科で、小学校と幼稚園教諭、保育士資格を取れる。森田登志子学長は「子どもたちへの愛情あふれる、心の温かな教育者が生まれる大学にしたい」と話していた。

 市街地活性化へ市が誘致。街の課題を調査するゼミを開設し、教育や福祉の現場にボランティアとして参加するなど地域との交流を図る。このほか、ぶらくり丁商店街と連携し、飲食店や美容院、文具店などが学生対象に割引サービスを実施している。

 校舎は2017年に閉校した本町小を改装し、少人数に対応した講義室や小学校の教室を再現した模擬教室などを備える。来年10月、保育実習室やチャペルのある3号館が完成予定。また、隣には来年4月、こども総合支援センターを兼ねた公立の認定こども園が開園し、子育ての拠点となる。

写真=本町小を改装した校舎

(ニュース和歌山/2019年4月20日更新)