大新地区住民ら 小学生向けに教室

 おしくらまんじゅうや鬼ごっこなど遊びを通じて運動能力を伸ばす「こども体力開発あそび教室」が5月10日㊎、和歌山市新大工町の大新小学校体育館で始まる。大新地区の住民らでつくる和歌山市中心市街地総合型地域スポーツクラブ設立準備委員会主催。阪上哲哉代表(写真)は「たくさん遊び、運動すれば体力がつき、健全な発達につながる。子どもたちに体を動かす楽しさを知ってもらいたい」と意気込む。

 大新地区で接骨院を営む柔道整復師の阪上さん。国体少年ラグビーチームや近畿大学附属和歌山高校ラグビー部のトレーナーを務め、トップアスリートを育成する県教委主催のゴールデンキッズプロジェクトで小学生の指導にも携わる。

 大新公園で昔のように木登りや遊具で遊ぶ子どもを見かけなくなったことから教室を考え、昨秋、バドミントンコーチや水泳の元国体選手ら10人で委員会を立ち上げた。

 教室は小1~4年対象で、来年2月まで毎月第2金曜に開く。缶けりやしっぽ取りといった遊びにスポーツの要素を取り入れ、瞬発力や持久力を鍛える。思い通りに体を操る力をつけるトレーニングも組み込み、日常生活や将来の競技スポーツに役立つ基礎能力を高めていく。

 今後、若者や高齢者向けの教室も予定する。阪上代表は「色んな地域、世代の人が気軽に運動できる機会を充実させる。スポーツを通じてまちの活性化につなげられれば」と話している。

 500円。1・2年は午後6時半、3・4年は7時40分。和歌山市外からの参加可。希望者は同会(wakayama.sc.d@gmail.com)。

(ニュース和歌山/2019年5月4日更新)