和歌山市のイラスト作家Ruiさんが4月25日に絵本『だいすきだよ。』を出版した。「いつか描きたいと思っていた祖母との思い出を題材にした。人への感謝や思いやることの大事さを伝えたい」と話す。

 主人公はうさぎのりょうまくん。ベッドで眠ることが多くなった祖母を仲間と一緒に支えていた。祖母が亡くなった今、時々強くあたってしまったことを後悔し、子どものころに教えてもらった「人への思いやりの大切さ」を思い出すストーリー。

 絵本は4作目で、今回は使う色や文字数を減らし、読みやすくなるよう心掛けた。「読む人の心に寄り添える作品になれば」と願いを込める。

 B5変形判、32㌻。1620円。ツタヤウェイガーデンパーク店ほかで販売。詳細はHP(「イラスト作家 Rui」で検索)。

(ニュース和歌山/2019年5月18日更新)