自然と広大な大地に憧れ
3割以上の票を得たのは北海道でした。自然豊かな広大な大地への憧れと、海鮮グルメを求める声が大多数。「札幌雪まつり」(42歳男性ほか17人)、「富良野のラベンダー」(26歳女性ほか9人)はじめ、旭山動物園、世界遺産の知床半島に函館の朝市と様々な見所があがります。「NHK朝ドラ『マッサン』の第2のふるさと、ウイスキー工場へ行きたい」(50歳女性ほか5人)や「『北の国から』に憧れて」(37歳女性)とロケ地を理由にあげる方も目立ちました。
2位は石垣島や竹富島の離島を含む沖縄。「ゆったり、まったりのイメージ」(43歳男性ほか11人)、「本州にない景色に風習、暖かさ」(66歳女性ほか13人)と空気感にひかれています。
続く東北は「被災地に行くことで何かの役に立てるのでは」(63歳女性ほか11人)と復興に貢献したい思いが強いようです。「太宰治の生家へ行ってみたい」との63歳女性は青森、「石川啄木ファン」の76歳女性は岩手など東北の文豪ゆかりの地を訪ねたい方も。
4位の九州は博多ラーメン、もつ鍋や焼酎とグルメに、由布院、別府、黒川と温泉が人気。続く関東は、24歳女性ほか3人が鎌倉、82歳男性ほか3人が日光を。少数派では「うどんの食べ歩きがしたい」と36歳男性が四国を、「大河ドラマ『花燃ゆ』の舞台地、山口県の萩市」と69歳男性が中国地方、「信州そばを食べたい」と30歳女性が中部地方をあげます。最下位の関西は「近畿で知らない所が多いので、まずは地元を知らなくては」(69歳女性)との声が届きました。
読売旅行和歌山営業所(和歌山市美園町)の景山泰正所長…実際、和歌山の方には北海道と、西表島や石垣島など沖縄の離島の人気が高いです。皆さん和歌山と違う景色や文化のある非日常性を旅に求めるのでしょうね。今年の春は、45年ぶりの大規模な修理を終えたばかりの姫路城と、淡路島で開かれる花博がおすすめです。
写真=ラベンダー畑も北海道が人気の理由
(ニュース和歌山2015年3月11日号掲載)