午前8時前、池のほとりを元気いっぱいに駆ける子どもたち。岩出市水栖の上岩出小学校は授業が始まる前、校庭のすぐ南側にある水栖大池公園での早朝マラソンが恒例だ。6年の森あいりさんは「コースの中では池に架かる橋がお気に入り。魚がはねるところが見えることもあります」と笑顔を見せる。
公園が完成したのをきっかけに始まり、今年で8年目。自由参加で、子どもたちは教員の声援を受けながら、1周約600㍍のコースを好きなだけ走る。
冬に開く校内マラソン大会でもこのコースを使用。2年連続優勝している6年の石橋和心(なごみ)さんは「橋の上は少し涼しいです。大会では今年も1位が目標です」。走る子どもたちを見守っていた柏木香三校長は「全校児童393人のうち、半分近くが参加します。外で遊ぶ子が少なくなっていると言われますが、うちの子どもたちは運動場でボール遊びをする子も多く、みんな元気いっぱいです」と目を細めていた。
(ニュース和歌山/2019年6月8日更新)