根来山げんきの森が作製
丸太をストーブやコンロとして使うスウェーデントーチの普及に、岩出市根来の根来山げんきの森倶楽部が取り組んでいる。土生川幹夫理事長は「丸太と火があれば、災害時に緊急の燃料になります。普段から家に準備しておくと、万が一にも役立ちます」と太鼓判を押す。
北欧の兵士が丸太を料理用ストーブに使ったことから名付けられた。まきをくべる必要がないたき火として近年、アウトドアで人気が高まっている。同倶楽部はげんきの森で出た間伐材を活用するため、昨年4月から作製。9月の台風で倒れた木も利用している。
半年以上乾燥させた直径20×高さ30㌢のヒノキ、スギ、ナナミノキに、深さ15㌢の十字切り込みを2つ入れ、着火しやすいようにおがくずを詰める。1~2時間燃え続け、鍋やフライパンを置くと調理に使える。
5月に行われた里山まつりでは、紹介ブースに多くの人が足を止めた。土生川理事長は「片付けも簡単で、丸太を利用して手軽に楽しく始められるのが魅力です」と話している。
300円。同倶楽部(0736・61・7233)。
写真=安定するように上下の面を平たくカットすれば、調理に使える
(ニュース和歌山/2019年6月12日更新)