プロの俳優が月1回指導
大阪を中心に活動する劇団壱劇屋の俳優で、和歌山市出身の丸山真輝さんが昨年9月から月に一度、同市北町のゲキノバきたまちで演技ワークショップを行っている。「今後は今までの参加者で有志を募り、和歌山で公演がしたい。ワークショップは私個人の活動だが、いつか壱劇屋も絡められれば」と話す。
地元の人たちにもっと演劇にふれてもらいたいと始めたワークショップ。パントマイムや殺陣(たて)、即興など毎回内容を変え、最後に全員出演の芝居を作っている。学生や主婦、演劇経験者など約10人が参加する。
6月8日は、立ち姿をきれいに見せるための骨盤ストレッチ、覚えてもらいやすい自己紹介方法、芝居づくりを指導した。芝居では「恋バナ評議会」と題し、アドリブ力をつけるため、大まかな設定のみを用意し、参加者に即興のセリフで演技を楽しんでもらった。
受講した演技経験者の坂元聖子さんは「ほぼ毎回受講しています。内容が違うので新しい発見があり、今後の芝居に生かせる」と喜ぶ。大学生の井上こころさんは「現役の役者が地元で開いてくれるのはうれしい。講師と受講者の距離が近いのが魅力」と目を輝かせる。
丸山さんは「このワークショップで、大阪と和歌山の演劇文化のかけ橋になりたい」と張り切っている。
次回は7月13日㊏午後5時。2000円。丸山さん(ichimaru33wws@yahoo.co.jp)。
写真=俳優として活躍する丸山さん(中央)が直接指導
(ニュース和歌山/2019年6月22日更新)