自然を身近に感じ、環境の大切さを学べるビオトープが6月21日、和歌山市北中島の宮前小学校に完成した。三宅秀夫校長は「子どもたちは『動植物の世話をしたい』と楽しみにしていた。自然にふれ、心安らぐ憩いの場になれば」と喜んでいる。
元々、植栽があった場所に直径約2㍍と1㍍の大小の池を造った。池はポンプで水を循環させ、オオカナダモやショウブが育ち、メダカ約10匹が暮らす。周囲はシラカシやネムノキ、21日の完成式典で子どもたちがガマズミとムラサキシキブを植樹した。式後、子どもたちは早速、池の周りでメダカを追ったり、数を数えたりしていた。
6年の辻岡紘多くんは「様々な生き物や植物を観察し、大切に使います」、中島綾音さんは「色んな自然にふれあえるのが楽しみ」、森本敢太くんは「他の生き物も自然と集まってくればいいな」と目を輝かせていた。
(ニュース和歌山/2019年6月29日更新)