|
||||
毎年5月に和歌浦で開かれ、多くの観客が集まる紀州東照宮の例祭、和歌祭。戦前は現在のように和歌浦で開かれていたが、1949年から2002年までは和歌山商工会議所が開く商工祭の中に組み込まれ、和歌山城周辺で行われていた。 PRに全国奔走
前年の1999年に地元で育った若手の自営業者らが中心となり、保存会青年部を発足させた。立ち上げに携わり、2006年から13年まで実行委員長を務めた保井元吾さん(50)は「発足当時、株の保持者は20人ほどで、平均年齢は80歳を超えていた。このままでは祭りがなくなってしまうとの危機感がありました」と振り返る。 400年へ向け継承 和歌祭は2年後の02年に商工祭から独立し、地元での連続開催が続いている。明光通り商店街で今春まで明光マーケットを開いていた鳥居信次さん(80)は「和歌浦で再び開かれるようになり、祭りの前には昔のように自宅に親戚や友人を招くからと買い物する人ができました」とにっこり。 ◇ ◇ 「ニュース和歌山が伝えた半世紀」は毎週土曜号掲載です。 |
||||
※ニュース和歌山2014年9月13日号掲
|
半世紀No.37 〜 2000年(H12)後継難の芸 後世に残せ 和歌祭 和歌浦で再び
このカテゴリの最新記事
-
半世紀No.50 〜 2013年(H25)居場所ない未成年守れ
虐待などで家庭に居場所を失った子どもを一定期間預かる「… -
半世紀No.49 〜 2012年(H24)和歌山大学前駅が開業
南海本線の紀ノ川〜孝子駅間に新駅「和歌山大学前駅」が4… -
半世紀No.48 〜 2011年(H23)震災と水害 試された絆 生きた〝向こう三軒両隣〟
3月11日の東北太平洋沖地震で、和歌山県内各地に避難勧告、… -
半世紀No.47 〜 2010年(H22)宇宙から感動届けた帰還 おかえり、はやぶさ
6月13日、小惑星探査機「… -
半世紀No.46 〜 2009年(H21)古民家に新たな息吹 黒江ぬりもの館が再開
昨年11月、202年の歴史に幕を下ろした海南市黒江の「黒江ぬ… -
半世紀No.45 〜 2008年(H20)民間手法で生きる公共施設 県営施設見直しに戸惑いの声
県の行財政改革で進む県営施…