8月14日 下駄市と同日開催
漆器の街、海南市黒江で下駄市が開かれる14日㊌、漆器店の蔵におばけやしきがお目見えする。黒江めった祭り実行委と亀川幼稚園育友会のコラボ企画で、育友会の辻愛会長は「子どもたちが怖いかなあと思いながらも楽しんで回れるよう、大道具は本格的に、小道具は怖そうなものにかわいいものを混ぜて作りました」と話している。
亀川幼稚園では7月の夏まつりで、育友会手作りのおばけやしきを5年ぶりに復活させた。亀川公民館の夏まつりでも実施し、いずれも好評。辻会長は「幼稚園ではおばけ役の驚かせる行為を禁止にしたので、年少さんには泣き出す子もいましたが、楽しんでもらえました。公民館では驚かせをありにして怖さをアップさせ、小学生や保護者の方にも絶叫していただきました」と笑う。
こだわって作った大道具、小道具をこのまま処分するのはしのびないと、3度目の活用を検討する中、めった祭り実行委の耳にとまり、多くの人でにぎわう下駄市の日、漆器を販売する木地屋の蔵を借りて実施することになった。
井戸から顔を出すカッパにからかさおばけ、ちょうちんおばけ、墓に鳥居…。病室も再現する。めった祭り実行委の瀬戸山江理さんは「亀川と黒江、地域同士がつながるきっかけにもなる。当日は蔵が面する川端通り一本南の路地をライトアップし、おばけテイストに飾りつけしますよ」と張り切っている。
午後6時〜8時。無料。高校生以下対象で、未就学児は保護者同伴。詳細はめった祭りフェイスブック。
なお、下駄市は6時~10時、川端通りとその周辺。下駄の鼻緒付け体験や下駄の展示販売のほか、約100の出店が並ぶ。実行委(073・483・5220)。
写真=手作りの道具でお出迎え
(ニュース和歌山/2019年8月10日更新)