白熱 ビジネスキャンプ
2016年に始めた高校生対象のビジネスを学ぶ「GTE」キャンプも今年で4年目となりました。18年は中小企業庁から創業機運醸成賞を頂きました。
国内外から高校生が集結し、1週間かけ初めてビジネスを基礎から学び、最終日に向けてチームでビジネスプランを書き上げます。講師はシリコンバレーから迎え、授業は完全英語で始まります。GTEが意味する「世界を見る、技術を基礎とする、社会問題をビジネスで解決する」若者の育成を目指しています。
さて、GTEのプログラムをこれまで約100名の士気の高い生徒たちが受講しました。うち97%は和歌山県外からです。そのほぼ全員が初めての和歌山で、最高の和歌山を味わいます。まさに青春の1ページに和歌山が刻まれ、GTEキャンプが終わる時には「和歌山に帰ってきたい。皆と楽しい時間をもっと過ごしたかった」となるのです。そのキャンプが実現できるのも、和歌山の地元の方が協力してくれて、おもてなしの心で全国の高校生を温かく迎えてくれるからです。
まず、紀三井寺にある老舗旅館「はやし」さんで6日間、宿泊しながら全ての授業を行います。朝から夜遅くまで、休みない白熱する授業を受け、チームで妥協なき議論をします。大きな部屋でも作業するには狭いと言ってホールでプレゼン練習する生徒たちもいます。この時、一般的なホテルであれば「他のお客様がいるので…」となるところ、「練習できて良かったです」とはやしさんは笑顔。しかもアイスクリームの差し入れ。
シリコンバレーの自由な授業スタイルだからこそ自由な発想が生まれ、スピード感を持ってビジネスのアイデアが生まれる。それが参加した生徒は和歌山にいながらに体感できます。夜、消灯までビジネスプランを話し合い終わりがない。朝になって昨夜の睡眠不足もへっちゃら。互いを励まし合い、高め合う。これぞ青春。この休みない状態をサポートし運営するスタッフ(私含め)も体力勝負です。
(ニュース和歌山/2019年10月12日更新)