雑賀小5年生 アジやタコなど150匹

 地元で捕れる海の幸や漁師の仕事を知ろうと、和歌山市西浜の雑賀小学校5年生94人が10月18日、片男波海水浴場で地引き網漁を体験した。納谷萌良さんは「予想以上に重たくて力が必要だった。たくさん魚が入っていたのでうれしい」と顔をほころばせた。

 地元漁師6人が2隻の漁船で浜に寄せた網の両端を、児童が2手に分かれて持ち、「よいしょ、よいしょ」と掛け声をかけながら引き揚げた。網にかかったアジ、カンパチ、タコなど約150匹が現れると、「大漁や!」「大きい魚もおる」と目を輝かせた。漁師の横田邦雄さんは「ここは自然が豊かで、たくさん学べる場所。大人になっても来てほしい」と呼びかけていた。

 児童は総合学習で水産業や干潟の生物について学んでいる。北畑慶人くんは「実際に漁師さんの仕事を間近に見て迫力を感じた。もっと地元のことを知っていきたい」と声を弾ませた。

(ニュース和歌山/2019年11月2日更新)