智辯球児が小学生野球教室
バシッ。「球速134㌔」。そう快な音を立てたボールに拍手が起こる。和歌山市冬野の智辯学園和歌山高校で11月20日、甲子園を沸かせた野球部員らが、同小学校6年生79人に野球の楽しさを伝えた。
日ごろの応援への感謝と交流を目的に昨年から実施。まず、池田陽佑投手が投球、東妻純平選手が打撃を披露した。この後、柔らかいボールとバットを使い、キャッチボールやバッティングを教えた。アドバイスを受け、最初は空振りや暴投をしていた児童らは短時間で上達していった。
吉田真緒さんは「教えてもらった通りに、投げる方向に足を踏み出すと、遠くへ飛びました」、テニスを習う熊本哲大くんは「細いバットで打つのは難しくて空振りが多かった。最後にたくさん飛んで良かった」と笑顔。
横浜DeNAへの入団が決まっている東妻選手は「野球の面白さを思い出させてくれる良い機会になった。交流をきっかけに野球に興味を持つ子が増えたらうれしい」と話していた。
写真=児童らの内野練習を見守る野球部員たち
(ニュース和歌山/2019年12月7日更新)