シニア海外協力隊 小池眞千子さん リサイクルアート展

 JICAシニア海外協力隊で2年間、コスタリカへ赴任した和歌山市の小池眞千子さん(68)が12月12日㊍~16日㊊、和歌山市十二番丁のMsギャラリーで展示会「私が見たコスタリカ」を開く。「現地で教えたリサイクルアート作品をはじめ、私が作ったリサイクルのアクセサリーや現地の写真など約100点を並べます。素材を生かした独創的な世界観を楽しんでほしい」と話す。

 造形絵画教室の講師や中学校の美術講師をしていた小池さん。シニア海外協力隊として2012年からトルコ、17年からコスタリカへ赴いた。

 コスタリカでは、廃物や自然界の物から芸術作品と手工芸品を生み出す方法を提案した。集めた廃物を前に何を作れるか頭をひねり、形になったアイデアを写真とスペイン語でまとめ、現地の講師や生徒に伝えた。「新しい技術への関心が高く楽しげに取り組む姿にやりがいを感じました」

 不思議な模様の版画は、大小の段ボールから取り出した波形部分とスクラップ鉄板を使い、色や版を重ねた。このほか、缶のプルトップとリボンを編み込んだバッグや、木の実と羽根を組み合わせたアクセサリーなども。今回の展示では素材を生かしたユニークな作品をはじめ、現地の民芸品を紹介する。「バナナの実を使ったネックレスや木の実に模様を彫ったブローチなど、コスタリカの魅力満載です」とにっこり。

 会期中の15日㊐、小池さんのトークを午後1時半、リサイクルスタンプとクリスマスツリーづくりのワークショップを3時から実施。1000円。希望者は同ギャラリー(073・431・8255)。

写真=プルトップのバッグを手にする小池さん

(ニュース和歌山/2019年12月11日更新)