きのくに信金 入れ替え戦に挑む
ソフトテニスの国内最高峰、日本リーグ昇格を目指し、きのくに信用金庫女子ソフトテニス部が2月8日㊏と9日㊐に名古屋市で開かれる入れ替え戦に挑む。この試合での引退を決めている吉川明見主将は「私にとってはきのくに信金での6年間の集大成。みんなで昇格をつかみたい」と意気込んでいる。
2012年に立ち上がった同部は現在、日本リーグ下部の日本実業団リーグに所属する。昨年10月のリーグ戦、予選リーグAブロックを3勝1敗の2位で突破。2枚の入れ替え戦出場切符をかけ、Bブロック1位のチームサニーブリーズと対戦した。
ダブルス2試合、シングルス1試合の計3試合で先に2勝した方が勝ちとなる。最初のダブルスを落とし、後がなくなった続くシングルス、和歌山信愛高校出身の石本久美子選手が4─2で勝利。「3─0から3─2に追い上げられた時は危ないかなと思いましたが、ベンチに戻った時、みんなの笑顔を見て救われました」。最後のダブルス、託された笠垣采那・石井虹帆ペアは序盤、リードを許す苦しい展開ながら、粘りのテニスを見せ、4─2と逆転勝ちを収めた。
入れ替え戦は実業団リーグ上位2チームと日本リーグ下位2チームの4チームがリーグ戦を行い、上位2チームが昇格できる。きのくに信金は5年前に一度挑んだが、その際は昇格に届かなかった。和歌山信愛高校出身の石井選手は「実業団リーグでは私たちが一番、雰囲気が良かった。チームワークの良さを生かし、挑戦者らしく向かってゆきたい」と闘志を燃やしている。
(ニュース和歌山/2020年1月25日更新)