和歌山市 目標達成へ加速
昨年7月にSDGs未来都市の全国60自治体の1つに選定された和歌山市は1月20日、「SDGs推進ネットワーク」を設立した。
SDGsは、環境、社会、経済の視点から様々な課題を解決し、持続可能な社会をつくるために国際連合が採択したもの。「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」「住み続けられるまちづくりを」など17の目標がある。
同ネットワークは、SDGsに取り組む企業や団体の横のつながりを深め、それぞれの活動を活性化するための組織で、96企業・団体が名を連ねた。勉強会やセミナーの開催、分科会や合同調査・研究を実施し、SDGsの達成に向けた動きを加速させる。
設立イベントで、島精機製作所の島正博会長は「オール和歌山で地域の課題解決、将来を担う人材の育成を図りましょう」とあいさつ。この後、同市の取り組みや地域ビジネスにおけるSDGsをテーマにしたセミナーがあった(写真)。
市企画課の滝本智史さんは「例えば食品廃棄物の削減や、スタッフが自分らしく働ける職場づくりにチャレンジしている街の飲食店も対象。2030年のゴールに向け、活動の規模を広げたい」と話している。
(ニュース和歌山/2020年1月25日更新)