毎日気になる天気予報。晴れか雨かも重要ですが、この時期は気温にも敏感になりますよね。今回の疑問は和歌山市のY・Uさん「紀の国大橋の気温計はなんのためにあるの?」です。

 和歌山県道粉河加太線にある大谷交差点から、市の中心部方面へ向かう橋の入り口付近に気温計は設置されています。橋の上の気温を示しているにしても、なぜこんなところにあるのでしょうか?

 管理する近畿地方整備局和歌山河川国道事務所の小野武副所長に聞きました。

 


 

凍結注意呼びかけるため

 「なぜ紀の国大橋には気温計があるの?」。和歌山河川国道事務所の小野武副所長によると、「冬場は橋が凍結する恐れがあり、それを知らせるために設置しています。昼か夜かで違いますが、目安として0℃以下は注意が必要です」とのこと。

 橋の上の道路標識に取り付けた装置で測っており、それを表示しているそうです。橋の凍結に気付かず、車を走らせてスリップしてしまうと大事故になりかねません。それを防止するため、気温計は必要なんですね。他にも、京奈和道や田辺市〜新宮市をつなぐ国道311号線、高い場所にある山道、高速道路にも設置されています。

 いつもの風景になじんでいて、見落としてしまいがちですが、冬は意識して見ましょう。

(ニュース和歌山/2020年2月8日更新)