お年寄りの運動不足解消にと紀の川市高齢介護課が考案した「てくてく体操」が4月15日から動画配信サイトのユーチューブで公開されている。同課の田村隆明さんは「手軽に全身運動できます。オススメの動き8種類を2分50秒にまとめました。家族で生活リズムを整え、活動量を維持することが大切」と呼びかける。
2015年に理学療法士や作業療法士が考案した体操。市内85ヵ所で週1回ある教室には毎回約1000人が参加する。3月から全ての教室を自粛。お年寄りの健康状況が把握できないことに危機感を募らせた同課職員が、家でできる体操を、テレビ和歌山の協力を得て撮影した。
動画では、片足ずつ前に出し両手を挙げる深呼吸、肩幅に足を開き、肩甲骨を寄せながら行うかかとおとしなどを軽快なリズムに合わせて紹介する。理学療法士の大井裕幸さんは「家に閉じこもっていると筋力、体力、免疫力が落ちていく。この体操をきっかけに日常生活から〝動く〟意識を持ってもらえれば」と話している。
「おうちでてくてく体操」で検索。同課(0736・77・0980)。
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(ニュース和歌山/2020年4月25日更新)