新型コロナウイルスを吹き飛ばそうと、貴志川線の未来を〝つくる〟会は8月2日、和歌山電鐵貴志駅に手作りの風ぐるまを飾り付けた。木村幹生代表は「コロナの影響でお客さんが減っており、和歌山電鐵も経営が苦しい。窓を開けて換気している貴志川線に乗って貴志駅まで足を運び、風ぐるまの数の多さにびっくりしてもらえたら」と呼びかける。
貴志川線存続に向け、2004年に沿線住民らが立ち上げた同会。和歌山電鐵が経営を引き継いだ06年以降も乗客増に向け、イベントを企画し応援してきた。
しかし、コロナの影響で春以降、毎年人気のタケノコ掘りやジャガイモ掘りなどを中止せざるをえない状況に。寂しく感じていた会員から「何かみんなが驚くようなことをしよう」と提案があり、コロナ退散と貴志川線の永続を願って、〝風ぐるま大作戦〟を企画した。
ホーム向かいの壁際に風ぐるまがずらり。木村代表は「風が吹くと、風ぐるまに光が反射して感動するほどきれいです」。
設置は9月13日㊐までの予定。貴志駅に問題用紙を置いており、風ぐるまの数を当てた人に抽選でたまグッズを贈る。詳細は和歌山電鐵(073・478・0110)。
写真=夏の陽光を浴びてきらめく風ぐるま
(ニュース和歌山/2020年8月8日更新)