海南市観光協会が発売

 「防災の日」の9月1日、海南市観光協会は災害時への備えをプリントした「紀州防災風呂敷」を発売した。発案した黒岩正和さんは「普段の買い物でエコバッグ代わりに使えます。日常生活の中でこの風呂敷が目に留まる度に皆さんの防災意識が高まり、日ごろからの備えが進むきっかけになれば」と願っている。

 風呂敷は90㌢×90㌢。飲料水や非常食、マスク、ラジオといった準備しておくべき物のほか、地震が起きたときの安全7ヵ条として「戸を開けて出口の確保」「狭い路地、ブロック塀には近づかない」などをまとめた。

 また、緊急時、風呂敷が頭きんやマスクの代わり、骨折した箇所の固定、避難所の間仕切りと、様々な使い方ができることも紹介した。「名前や血液型、アレルギー、忘れてしまいがちな緊急避難場所を書き込める欄も設けました」と黒岩さん。

 20㌻の冊子「防災豆辞典」とセットで2980円。JR海南駅内の物産観光センター、同協会HPなどで販売。同協会(073・484・3233)。

写真=風呂敷の防災情報をチェックして備えよう

(ニュース和歌山/2020年9月5日更新)