地域産業を盛り上げようと、きのくに信用金庫など全国の信金でつくる「よい仕事おこしフェア実行委員会」は10月9日、和歌山市、和歌山放送と包括連携協定を締結した。
中小企業の支援や地域課題の解決に取り組む同実行委のネットワークには、参加する152信金の取引先6000社以上が登録。地域の枠を超えた企業がつながることで、新商品の開発や販路拡大に生かしている。
この動きを拡大するため、同委員会は全国の自治体や大学、メディアと連携を結んでおり、和歌山市は和歌山県内初、自治体では20番目。まずは11月に東京で同委員会が開く物産フェアへ出展する。
また、和歌山放送と連携し地元情報の発信力強化を図る。同局の中村栄三社長は「地域の役に立ちたいと、全国のラジオ局で初めて参加を決めた。和歌山の活性化につながれば」と話す。
きのくに信金の田谷節朗理事長は「和歌山の魅力や産業を知ってもらうお手伝いをしたい」と意欲を見せている。
写真=9日の締結式
(ニュース和歌山/2020年10月17日更新)