わらびもちに寒天、求肥(ぎゅうひ)…。様々な和菓子の食感が一杯で味わえる新スイーツ「飲む和菓子」を和歌山市七番丁の和菓子店、紫香庵が開発し、注目を集めている。

 グラスに入っているのは、黒糖のほか、ぶどう、みかん味のわらびもち、加太の天草で作った寒天、大福の生地に使う求肥。これらを一口サイズにし、ゼリーや果物と一緒に炭酸水へ入れた。

 タピオカドリンクが人気となった数年前から、店主の須賀良知さんが研究を重ねてきた自信作。9月にぶらくり丁で開かれたポポロハスマーケットでお披露目すると、「食感が面白い」「発想がユニーク」「インスタ映えする」と老若男女に好評で、9月25日に店舗で販売を始めた。

 「試食してくださった方の意見を聞きながら開発する中で、和菓子はまだまだ可能性があると実感しました」と須賀さん。白玉団子、ところてんほか、試したい和菓子は他にもあり、「これからの季節に向け、ゆず茶や昆布茶などあったかい飲み物に入れるタイプも研究中です」。

 500円。同店(073・426・3250)。10月31日㊏、本町公園で開かれるマスクDEハロウィンでも販売する。

写真=カラフルでインスタ映えする「飲む和菓子」

(ニュース和歌山/2020年10月31日更新)