11月8日 新体験型イベント
漆器の魅力やものづくりの楽しさを伝える体験型イベント「黒江るるる」が11月8日㊐、海南市黒江地区で初めて開かれる。主催する黒江あるく・みる・つくるプロジェクトの池原弘貴代表は「乾きにくく、肌につくとかぶれる漆を使った漆器作り体験は珍しい。古い街並みが残る黒江を歩き、作り手との交流を楽しんで」と呼びかける。
新型コロナウイルスの影響で、黒江では11月に31年間開かれてきた紀州漆器まつりが中止に。「指をくわえているのではなく、コロナ対策をした上でできることを」と有志7人が同プロジェクトを結成し、密にならないよう、事前申し込みを募った上での体験型イベントを企画した。
準備したワークショップは12。伝統工芸士の林克彦さん(写真)、漆芸家の伊藤恵さんは漆を使った絵付けや上塗りを指導する。蒔絵による天井画がある浄國寺では作者の橋爪靖雄さんが絵を解説。このほか、布張り弁当箱やシュロたわし、タンバリン作りもある。
会場、参加費は体験により異なる。申し込みは4日までにクラウドファンディングサイト「黒江るるる」から。池原さん(073・482・0125)。
(ニュース和歌山/2020年10月31日更新)